TOP > チョロっとVHDL > 書籍に付属のFPGAボードを触ってみる

book.jpg

改訂版 FPGAボードで学ぶ論理回路設計―VHDL設計の基礎から実用機開発の体験まで
山際伸一 著
CQ出版
2009年4月
ISBN-13: 978-4789831505
には、Altera社のFPGA EP1C3T100C8が載ったボードが付属しています。

2009年発行の古い書籍ですが、Amazon や 出版社には在庫があります(2013年6月時点)。
改訂版でない方は、回路規模が半分なので、購入時に間違えないようにしましょう。

私の基盤はこんな感じ。
board.jpg

黄色の部分が後で追加した部分です。

その1
HD2:USB-Blasterダウンロードケーブル用 10P コネクタです。
元々この基盤には、プログラムダウンロード用にパラレルコネクタがついてはいますが、
最近のPCにはプリンタポートがなかったりするので、USB接続でダウンロードするために追加しました。
USBでプログラムをダウンロードするには、別途USB-Blasterを用意する必要があります。
USB-Blasterは1万円弱で手に入ります。回路的には簡単なので、自作する強者もおられるようです。
確かにバラしてみると、これが1万円とは、ボッタクリだなぁと感じますが、
軟弱者はお金で解決するしかありません。

USB-Blasterと接続すると、下図のようになります。
(むっちゃ、手ブレ)
(7Segが点灯しているのは、プログラムを書き込んで走らせているからです。)
USB-Blaster

その2
U2:コンフィギュレーションROM EPCS1SI8 です。
ROM
FPGAはプログラム素子がSRAMセルなので、電源を切るとプログラムは消えてしまいます。
実験用、学習用(お遊び用)の場合、それでも別に問題はないですが、
やはり、電源を入れれば、すぐにプログラムが動き出す方がうれしいので、
書込用のROMを追加してみました。
パーツ自体の値段はUS$3.6 つまり400円もしないのですが、
アメリカからの送料が2000円位かかります。
また、ピンが結構小さいので、ハンダ付けには注意しましょう。

あと必要なのは、電源アダプターです。
FPGAボードの電源電圧は5.0V/1.0A(最大印加電圧 6.0V)です。
手元にあった、ソニーのAC-E60A を使ってます。
ちなみにプラグの極性は、kyokuseiです。
AC/DC


開発ツール Quartus II のバージョンについて

2013年6月現在の最新バージョンは、13.0 ですが、
無償版のWeb Editionの場合、ボードに載っている Cyclon 1(単にCyclonと呼んでいます)をサポートしていないので、
11.0 を使用します。
http://dl.altera.com/?edition=webから取得してください。

Programmer の Hardware Setup に USB-Blaster が表示されない場合、(なんのこっちゃ)
つまり、プログラムを書き込む場合にデバイスが表示されない場合、
Quartus II Programmer Software を別途インストールして、実行してください。

やはり、これでは説明が雑過ぎますね。

Programmer で、HardwareSetup 画面をだして、
800x597(51378bytes)

USB-Blaster がデバイスに表示されていません。(;_;)
800x596(49600bytes)

そこで、個別に Quartus II Programmer を実行して HardwareSetup 画面をだすと、
691x600(45874bytes)

USB-Blaster が表示されるので、
800x596(50839bytes)

USB-Blaster を選択しておくと、
800x596(51637bytes)

再度、Quartus II の Programmer で、無事 USB-Blaster が表示されます。
740x600(53142bytes)


USB-Blaster のドライバがうまくインストールできない。

Windows7 64bit で Quartus II 11.0 をインストールすると、USB-Blaster のドライバがうまく認識できない場合があります。

こうなって、
725x600(61279bytes)

こうなります。(T_T)
739x600(57070bytes)


そこで、USB-Blaster のドライバを
800x572(59880bytes)

手動で検索して更新します。
748x600(43008bytes)

コンピュータ上のデバイスドライバの一覧から選択します。
748x600(45231bytes)

ポート(COM と LPT)を選択
748x600(47094bytes)

ここで、「ディスク使用」を選択
748x600(46379bytes)

581x271(24134bytes)

ドライバファイルを選択し、
758x490(46111bytes)

インストール
581x271(26565bytes)

788x632(53218bytes)

643x399(49896bytes)

ドライバの更新が完了しました。
788x632(34651bytes)

Altera USB-Blaster が、ちゃんと認識されてますね。
1000x715(100850bytes)


TOP > チョロっとVHDL > 書籍に付属のFPGAボードを触ってみる
http://www.yumi-chan.com/